足跡(148)
2007 / 12 / 31 ( Mon )
我々が、地上で生きられる時間は、大きな宇宙の営みから見た場合、まばたきの瞬間なのかもしれません。
たとえまばたきの一瞬でも、地上に生を受け、鼓動が動き出した以上、この鼓動が動いている間、止まる前に、自分自身が生きていた、という証、足跡を残したい。
人々がひしめく大都会、巨大化した組織の中、これが自分の足跡だと言えるものは、なかなか見つけられません。
ひかるの場合に、少年の頃見た夢に、人生のほとんどを費やし、追い求め続けた、魔法の箱、テレビ少年物語、ブログそのもの自体が、ひかるの細やかな人生の証ではないかと、考えています。
たかがブログ、だけど、宝だブログ。
たった一人でもいい、人生灯台の一コマになれば・・・
長年待ち望まれた、八重山地区への民放、2局ながらも開通、ひかるの両親が眠る墓にも、電波が届きました。
ひかるの夢は実現したのである。
島を訪れると、わざわざ船でビデオテープを借りに行かなくても済むようになった、と若者たちは大喜び。
テレビを見ていると、おばあちゃんが、不機嫌になり、血を流し争うテレビは嫌いだ、といきなり電源を切ってしまう。
演技で、本当にはやっていないと、説明してもわかってもらえません。
NHK時代はそうでもなかった、東京へ帰ったら、そんなテレビは作るな、といわれ、穏やかに生活して来た、島のお年寄りたちの心を乱してしまったのではないかと、考えさせられました。
また、北半球の日本から、南十字星が見えるはずがない、と思われる事でしょうが、この八重山地区では、5月の末から6月の初め頃、見事な十字星が見えます。
南の島、夕やみせまる浜風と、水平線にひときわ輝くこの神秘的な星に出会う時、何とも言えない安らぎを覚えます。
ただこの時期は梅雨どきで、特に南の空は積乱雲が多く、この星に出会えれば、大変幸福です。
1少年が、5コマ漫画に夢を見、見事に成就。老後は飛行機にまたがり、南の島へメルヘンを求める人生、現代のロビンソンクルーソー物語、いかがだったでしょうか。
・・・・完
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