任期、無期限?(104)
2007 / 08 / 31 ( Fri )
翌日、どう対応すべきか、ひかるは、早めに仕事を切り上げ帰ると、女房と子供達が舞い戻っていた。
どうしたのだ、と聞くと、結婚当時、猛反対した親は、手ぐすね待っていたかの如く、
あの沖縄の島ザルは、最初からものにならない、躾けはなっていないし、どうしようもない男だと、ありとあらゆる悪口雑言を並べ、すぐにでも離婚すべし! と急きたてる。
人間として扱われない悪口雑言に、今度は、女房が切れた。
冗談じゃない! 曲がりなりにもコツコツ洗濯機、冷蔵庫を買い、子供達まで出来た。
何んの援助も、しなかった親ではないか!
こんな所で、父親の悪口雑言を子供達に教え込まれたら、まともな子に育たない、と舞い戻って来たのである。
ひかるは、土下座をして謝った。
そして、ほんのちょっと、もう少しだけ時間をくれ。
今の放送業界、誰も気がつかない。自分がやるしかない。
などと、大言壮語、まくし立てのである。
業界がどうのこうの・・・女房にとっては、へったくれもクソもない事だが、聞くだけ聞いてやった。
女房は、どうも貧乏神から、逃がれられそうにもない、どうせなら、とことん貧乏を舐め尽くそう、と開き直ったのである。
お酒が飲みたい、と言うので、注いでやると、気持ちがほぐれたのか。
「今後は、あんたの事、貧乏王国大統領閣下と呼ばせてもらいますわ・・」
閣下様、私も、立派な大統領夫人になって見せるは! と笑顔を見せてくれたのである。
めでたし・・・めでたし・・・
もちろん、ひかるは深く反省、その後、家庭を大事にしたのである。
それにしても、貧乏王国大統領、クーデターを起こすような人は、なさそうだ。
無期限任期は、辛いよう〜
野党の皆さん、お願いだ!
総理大臣を引き擦り下ろす前に、この大統領、引き擦り下ろしてくれ!!!!
21:59:54 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
大統領、就任!(103)
2007 / 08 / 31 ( Fri )
ひかるがVTR問題で仮眠の連続、死闘を繰り広げていた頃、家計は火の車であった。
食事はほとんど外食、疲れるので、たまには、ビジネスホテルに泊まる事もある。
すべてが、会社の伝票で落とせる訳ではなく、小遣いが足りなくなると、女房が、爪に火を灯して蓄えたお金を、むしり盗るように持って行く。
団地の奥様族は、週に1、2度しか帰ってこなひかるを見、
「あの男、顔に似合わず、やるわね!」
「間違いなく女がいるのよ!」、と井戸端会議だ。
当然、女房の耳にもそれは、届いてしまった。
そして、二人の子供を抱え、貯金は底をついていたのである。
疲れ果てて帰って来たひかるの顔を見ると、女房は爆発した。
「母子家庭なら、覚悟のしようもある!」
「しかし、もうこの貧乏生活、我慢出来ない!!」
と、テーブルをひっくり返し、怒鳴り付けたのである。
角が出る、なんてものではない。
針千本、いや、角千本だ!
さんまもびっくり、前歯をとんがらし、今にも噛み付かんばかり、恐ろしい形相だ。
次から次、出てくる言葉は、ひかるの脳に、あらゆる角度からブス、ブスと突き刺さる。
「もう、あんたの顔を見るのも嫌だ!」
「もう、これ以上の貧乏は、嫌だ!」
「出て行け!」
「あんたなんぞ、地球の裏にあるという、貧乏王国へ行けばいい!」
「即、大統領、間違いなし!」と、
がなるだけがなって、まだ足りないのか、周りにあるものすべて叩き割り、子供を連れて実家へ帰って行ってしまった。
ひかるは、なすすべもなく、一人酒を飲むしかなかった。
21:52:44 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カセット化(102)
2007 / 08 / 31 ( Fri )
当時、可搬型VTRとして、あのNASAが、軍事偵察用に開発したと言われる、VR3000なる機種が、国内では4,5台導入されていた。
どういう訳か、その機種が、ひかるの会社にあった。
設立時、TBSとフジテレビが、別々に確保するよりは、資本折半した子会社に持たせ、両局で使用出来る、という事で、導入されたらしい。
当時は、カラーテレビが飛ぶように売れ、家電メーカーは、フィルムCMから、色再現の良い、VCM作りに軸足を移しており、このVR3000が威力を発揮していたのである。
オペレーター付で、日だて15万円でも、飛ぶように注文があった。
ひかるは売れれば売れる程、早く可搬型国産機開発の必要性、反米感情が日に日に増していった。
当然、ソニーも可搬型、H−500機種を開発しており、フィールドテスト中だが、どうにも訳の分からない回転ムラエラーが出る。チェックをするとOKで、エラーの原因が、全く掴めないのだ。
事故日報をピックアップし、気になる事があったので部下にその日の天候を調べさせた。
やはり雨が降っており、それが原因だが、室内での使用で、なぜ?
その事をソニーへ連絡、しばらくして、原因解明OKの連絡。
湿気でテープの貼り付け現象が出ているとの事。
こんな微妙な事でエラーが出ていたのだ。
さすがソニーで、世界中の支店へ打電、湿度の一番高いのはボルネオとの事。
それ以上の湿度でも稼動するよう設計変更。H−500は全世界へ輸出されていったのである。
VR3000と並べて使うと、桁違いの性能。これでアメリカ製VTRを駆逐出来た、と。
VTRは平坦な所で、そっと置いて使う精密機械、しかしひかるはトラックの荷台で紐で結え付け移動使用、どんな地震でも稼動する事を求めたのである。
ひかるが立ちはだかったゆえに、オメガ方式へ切り替える事が出来た。
もし、出来なかったらと考えると、オートスレーディング、カセット化は難しく、途中から方式変更、と言う事態になれば、莫大な費用が掛り、番組内容にも影響したであろう。
そして、一番大事な事は、日本のVTRが全世界で認められた事だ。
南端の小さな島で、ランプの灯りで育った少年の目、どこかで垣間見たカセット、いずれ放送現場でも使われるだろう、と10年先を夢に描いたのである。
当時、局の予算執行担当者は年配者で、あの子供のオモチャであるカセット化を局設備に当てはめる事は、100%出来なかったのである。
05:57:06 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
クビ!?(101)
2007 / 08 / 31 ( Fri )
今なら書ける。
ソニーと方式問題で画策している時、フジテレビのお偉さん、予算執行、発注出来る立場にある人から呼び出しを食らった。
「君は、親会社、キー局にタテついて、あらぬ動きをしているようだけど、やめろ!
親会社から、一言いけば、君のクビなんぞ、すぐ飛ぶぞ!」
と、脅しというよりは、脅迫だ。
ひかるは、承知しましたと、そこを出ると、すぐさま「開発を急ぐべし!」とソニーへ電話したのである。
夜は一人でいつもと違う焼き鳥へ行き、じっくり考えた。
業界全体を考えるべき立場の人が、自分のメンツばかり考えやがって、なんてケツの穴のちっちゃい奴だろうと、情けなくなった。
「俺の首を、袈裟掛け、みじん切りにしたとて、一文の得にもならない、やるんならやって見ろ!」と怒りが込み上げて来た。
ひかるは、今まで以上に、意地でもなんとかしてやろう、と固く誓ったのである。
05:56:21 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
東宝と握手(100)
2007 / 08 / 31 ( Fri )
そしてVTRを再生に2台、収録1台のA、Bロールによる編集システムを突貫工事で作り上げたのである。
ひかるは当時、100人の部下を抱え、ドラマや音楽番組、スポーツやバラエティー、海外ロケから水中撮影、カメラや音響、照明などのスッタフ手配、番組内容把握、目の回る忙しさだが、それと並行して、編集システムの開発だ。
連日連夜、仮眠状態である。
そして編集システムが完成した頃、東宝から連絡があり、昼のメロドラマを日本製1インチVTRで制作し、放送しようとの話が持ち込まれた。
東宝、フジテレビ、ひかるによる、ひかるプロジェクトが始動したのである。
もちろん、バックには、ソニーとひかるの連係プレーがしっかり出来ている。
世界初、1インチ編集システム、1インチVTR帯ドラマの放送が実現したのである。
その間、ひかるの行動は、死闘の二乗と言えるだろう。
昭和54年、1月から放送された、昼メロVTR帯ドラマは、業界に衝撃を与えた。
この昼メロが放送されている頃、ソニーから電話、キー局がオメガ方式の採用を決定、大量の発注があったと、歓喜の連絡が来た。
以後、あっと言う間にオメガ方式に切り替っていったのである。
それどころか、ソニーは、海外でもその1インチを売りまくり、世界中でこのオメガ方式が、統一方式となったのである。
編集システムを担当させた、ひかるの部下K君は、三越とフジテレビが折半出資、アルタスタジオを立ち上げるとの事で、そこへ移籍させた。今も元気で頑張っているようである。
また、K君は、昼メロのヒロインと結婚。
ひかるは、上司として、大勢の前で主賓挨拶。
しどろもどろで、汗をかき、恥をかいて、大人になっていったのである。
05:39:18 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ソニーと握手(99)
2007 / 08 / 31 ( Fri )
オメガ方式は読んで字の如く、テープがヘッドを1回転していない。
勿論、左右のリールに段差、奥行きをつける必要もなく、平坦に出来る。
しかし、30分テープがかかるからとて、1時間2時間のテープをかけ、早巻き戻しをし、30ぶんの1秒、フレーム単位で、ぴたり止めるのは、どうしてもうまくいかない。
それには、開発の時間がかかると言う事だ。
ひかるはまず、オメガ方式を開発している、ソニーの厚木工場へ飛んだ。
町工場のようなバラック立て、VTRが10台くらい並び、学生かと思われるような卒業したての若手、4、5人の開発者がいた。
「放送業界は今、アルファ方式に傾いているが、それでは絶対駄目だ。その内、アメリカが、それに勝るVTRを投入、日本はまた、アメリカに利益を吸い上げられ続ける。だから、どうしてもこのオメガ方式でなければ駄目だ。もし不採用になっても、今後も、開発をずっと続けて欲しい。願わくば、これから急いで開発を早め、何とか逆転させる方法を考えよう」と、熱く説いたのである。
とにかく、ソニーサイドは、本体の開発に全力を挙げて欲しい。ひかる側で、フィールド実験は引き受ける。勿論データも上げる、とお互い協力体制を作り上げたのである。
早速ひかるは、タイムコードを使った編集システムの開発とフィールド実験に取り組む。
フイルムは1コマ単位に横に穴が開いている。爪で、1秒間に30枚掻き落とせば、映画になり、テレビでも放送出来る。
しかしVTRには、穴を開けるわけにはいかない。ワンフレ単位に所番地に当たる数値を入れ、それで制御し、30分の1秒単位で、狂いのないようなコントロールをしなければならないのだ。
当時はまだ、コンピュータすらなく、自作するしかない。
ラックを買い込み、基盤を差し込み、組み上げていくのである。その内、虫(バグ)がうようよ、幽霊の如く現れ、消えていく。いらいら頭に来、叩き割りたくなったが、スタートさせた以上、逃げる訳にはいかない。
また、ハードディスクがあるわけじゃない、2センチくらいの紙テープに穴を開け、それでデータを記憶させる、パンチ式記憶方式だ。
また、VTRを高速巻き戻しをした場合、フレーム単位でピタリと止める。これも至難の業であった。
05:23:15 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
VTR方式(98)
2007 / 08 / 31 ( Fri )
昭和50年当初、放送局は、開局から15年も経っているのに、アメリカアンペックス社のVTRで独占されていた。
それを何とか国産品、なおかつ、タイムコードを使った電子編集を試みる。
実現出来れば、従来の常識や発想転換にとどまらず、革命的な流れの変化を促します。
国産VTRの必要性を1番感じていたのは、放送局のライブラリ部門で、フイルム素材が、倉庫に溢れていたのだ。
当然、国内メーカーも、アメリカに対抗すべく、2インチではなく、1インチ幅のVTRを開発していた。
そして、アルファ(α)方式なるものが、8割がた、採用される方向で事が進んでいた。
ひかるは、その方式を見た瞬間、これだけは絶対駄目だ、と直感した。
左右のリールの間に、缶ビール大のヘットがあるが、そのヘットを、ちょうどアルファの字のごとく、1回転、左右のリールに、段差、奥幅を付けて、斜めに交錯スレーディングさせるという方式である。
まずは将来的に、スレーディングをオートメーション化するのに非常に難しい。
考え方としては女子社員や場合によっては、アルバイト、パートでも、ライブラリ作業が出来るような簡単な方式、カセット化出来る事を考えておく必要があるのだ。
更に重要なのは、収録時の使い方である。
ドラマなどの場合、ロールの都合上、テープの途中で、そっくり乗せ替える事が頻繁にある。この方式だと、そう簡単に、乗せ替えが出来ないのだ。
そこでひかるは、違うオメガ(ω)方式に注目した。テープ面は100%ヘットに接していないが、字の如く、交錯していないのである。
しかし、アルファ方式が既に2時間テープが架けられる所まで、開発が進んでいるのに、このオメガ方式はまだ30分テープしか使えない。かなり遅れをとっていたのだ。
業界全体として、8割がたアルファ方式へ傾いているのを、オメガ方式へ逆転させる必要があるのだ。
これからが、ひかるの真骨頂、腕の見せ所である。
05:23:08 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
一大文化圏(96)
2007 / 08 / 30 ( Thu )
ひかるが生まれ育った黒島は、世界に類を見ない、素晴らしい島だ。
島の形自体は、見事なハート型、ハートの両肩から下半球を取り巻くように、ものの見事なリーフがあります。
総延長7、8キロくらいは、あるのではないだろうか。
その島を取り巻くリーフと島の間には、これまた見事な大自然の陸橋の如き渡しがいくつもあり、その渡しと渡しの間は、東京ドームをはるかに凌ぐ、大きな天然の巨大プールが出来上がるのです。
リーフ上には、直径10メートル前後の大小プールが、いたる所に出現。
勿論、色とりどりの熱帯魚が、いっぱいいます。
リーフの内海は、潮流がほとんどなく、子供や女性でも自由に泳げ、しかも、潮の干満で、常に綺麗な透き通った状態が保たれ、手入れや維持費も不要です。
数え切れない熱帯魚たちと、いろいろな形をした珊瑚郡の稀に見る自然環境。
その昔、リーフ内には、魚貝類等、膨大な量が捕れたとの事。勿論、今でも捕れます。
そして島には住人があふれ、一大文化圏を形成していたとの事です。
歴史には出てきませんが、本当の意味での日本のインカ帝国と言ってもいいのではないだろうか。
16:38:07 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
星砂(95)
2007 / 08 / 30 ( Thu )
南の島には、眩しいくらいの、真っ白い砂浜があります。
どうしてこれ程までに、白いのだろうか?
本土の砂は、岩が砕けた破片や内陸部より、川に流された土や泥が、海水で洗われ、砂浜を形づくっていますが、サンゴ礁でできた小さな島は、川もなく、周りと中心部が、小高いコマのような地形になっており、大量の雨が降ったとしても、雨は地下水となり、土や泥が、内陸部から海岸へ流れ出る事はありません。
島の砂は、海側から、珊瑚の死骸や貝類がうち寄せられ、砕かれた石灰砂で出来ており、波の激しい浜では、角がとれ、普通の丸みのある砂になり、波の穏やかな湾や入り江では、星状のままになっています。
本土の砂とは、素材そのものが違う。幸せを呼ぶ。星砂として、お土産品にもなっています。
子供の頃、巻貝の殻が、高い値で売れており、白い殻が、ワイシャツのボタンに使われていたのです。
その貝殻や珊瑚の死骸などが、砂になるのですから、島の砂浜が、精製された白糖のように、真っ白いのは、当たり前。
また沖縄名物のハイビスカスと、赤い瓦に、白い漆喰模様は、周りと調和し、景観を楽しませてくれますが、島々のかわら屋根を台風や厳しい太陽熱から守るのにも、珊瑚が重要な役割を果たして来ました。
昔から、赤い瓦屋根の継ぎ目を補強するのに、珊瑚を焼いて灰にして出来た石灰をこねて作った、漆喰が使われてきたのです。
16:32:29 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
恐怖(94)
2007 / 08 / 30 ( Thu )
ヤッバイ! と、咄嗟に慌てて逃げたが、あまりの恐怖に動転、対向自転車とぶつかりそうになり、歩道の植え込みの草むらに頭をつっ込む。
はたまた、視界良好、ケツパン、チラチラ。
女の子は完全に脳内大混乱。
脂ぎった屈強なる男に、後ろからハガイ絞めに、思いっ切り「犯される!−」
と、脱兎と言う言葉は彼女の為の言葉だ。
必死になって、駅の方向へ逃げて行ったという。
駅前には交番がある。
彦爺ジーからすると、その女が交番へ駆け込み、変態爺ジー現れる、と人相書きが町内に回され、
いつ何時、自分が変態爺ジー扱いされるのではないか、と不安で、のんびり寝れないそうだ。
人が居ないと思って、思いっ切りおならを放ち、気配で振り返る。
人が居て、その人が、ヘッドホンをしていると、思わず、吹き出してしまうよ!・・・
テレビで、事件の報道を見る度に、変態扱いされるのでは・・と心の落ち着きを失う。
お願いだから、変態扱いされたら、証人になってくれ、と手を合せて拝む。
彦爺ジーを見ていたら、助けたくなってきた
その子が、慌てて逃げ、交通事故で死んだら、責任は彦爺ジーにあるのだろうか?
神様、ご加護を!!!!!
16:24:35 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
恐怖(93)
2007 / 08 / 30 ( Thu )
場所は錦糸町、知人に、定年したばかりの正彦爺ジーが居る。
体格はスポーツ系、顔も若造りで、いつも元気に散歩、どうみても50代半ば、としか見えない元気の良い爺ジーだ。
ここのところ元気がなく、空ろな眼差し、脅えたような状態。
定年うつ病かと、声をかけてみた。
話を聞いてびっくり、以下の内容である。
先日、暇を持て余し、駅前の喫茶店でも行こうと思って出かけたという。
駅から400メーター手前の信号で、誰もいなかったので、おならを、思いっ切り、ボスンと放ったとの事だ。
後に人の気配を感じたので、ヤバイ・・と恐る恐る振り返ると、二十歳前後の、ミニスカートを穿いた女の子が、自転車で信号待ち、真後ろにいたとの事だ。
しまったあ〜・・思いっ切り放ったおならを聞かれた!・・
と、照れ隠しに、にが笑いしょうと思った瞬間、なんとその子は、ヘッドホンで、音楽を聴いていたのだ。
彦爺ジーは、おならの音が聞かれなかったという事と、しめた!と安堵。
それより自分の余計な心配が、おかしくなって、吹き出したくなる、つい満面の、顔面総崩れ、ニッタリニッタリしてしまったのである。
瞬間、女の子と、視線が合ってしまった。
花も恥じらう二十歳のミニスカート、目の前に60がらみの筋肉隆々、油ぎった男の顔、満面崩して、昼間からニッタリ顔で、パンチラを見られると、恐怖どころではない。
16:20:02 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
我輩は猫ではない!(92)
2007 / 08 / 30 ( Thu )
彼女が必要な着替えだけはと、取りに行き、風呂敷包にし、出る直前、
「こちとら、江戸っ子だ、犬や猫がくっ付く訳ではあるまい、隣近所の付き合いもある事だし、式くらいは挙げたらどうだ!」
何! よくぞ犬、猫扱いしてくれたな!
我輩は猫ではない!! と怒鳴り返したかったが、ひかるは決断が早い。
何も喧嘩したくて喧嘩している訳ではない。
要は結婚がしたいのである。
結婚が出来ればいいのである。
瞬時に頭を切り替え、難問解決。
包みを解かせ、「式の日取りは、追って参上つかまつります」 と。
彼女は心配顔。
今後この結婚話に反対する様な言動があったら、いつでも私のアパートへ来い、朝でも、夜中でも問題ないよう、管理人には話をつけておく、と・・
目出度く式を挙げ、娘と息子の二人の子供にも恵まれ、あれだけ反対した親も孫たちの顔を見、誤解が溶けて行きました。
江戸っ子気質は一度信頼すると、後は何も残しません。
何事もひかるを頼りにし、女房より先に相談してくれるようになりました。
なんで実の娘に、先に話をしてくれないかと、女房が焼餅を焼く。
平和な、ひかる一家であった。
07:33:34 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
体を張って嫁獲得(91)
2007 / 08 / 30 ( Thu )
沖縄は米国の統治下、東京から遥か二千キロも離れ、生まれ育った島は、日本の地図のどこを探しても載っていなかったのです。
そんな島があるはずがない!
地図にない、1週間以上もかかる、地の果てへ、娘を嫁に出す訳にはいかない!
代々江戸っ子の親には、とても理解してもらえず、あたかも出所不明の住所不定男か、結婚詐欺師の扱い。
訪ねる度に塩を撒かれ、しまいには座布団を投げられる始末。
結婚話は暗礁に乗り上げ、破談になるかと思われましたが、男としてここで引き下がる訳にはいかない。
意地を見せようと、芯から怒ったが、親戚、頼る人とてない、25歳の若さ。
一人で立ち向かうしかありません。
結婚は当人同士の問題、親や家族が結婚する訳ではない。
文句を言われる筋合いは無いはずだ!
決して、路頭に迷わせるような事はしない。
信じて欲しいと説得。
最後の手段に訴えるしかありませんでした。
これ以上話をしても無理だ!
とにかく、この家を出ろ!
俗に言う、駆け落ち・・
07:33:00 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
体を張って嫁獲得(90)
2007 / 08 / 30 ( Thu )
毎日が、ひもじい思いをし、泥棒走りをしていた二十歳。
この世にこれ以上いないかと思われる、美しい女性に、バイト先で出会いました。
声をかけるにも、気が小さく、沖縄生まれだと言う、多少の劣等感もあり、ひたすら胸をときめかすのみ。
ある日、まさかと思われる、一大事発生。
その女性が、食欲がないので、自分のお弁当を食べて欲しい、と持って来たのです。
鮭と卵焼きだけのお弁当でしたが、まさかと思われる、好きな女性。
手作りの弁当かと思うと、美味しいの、どうのと言っている場合ではありません。
そして、彼女が、目の前で見ているのです。
全身パニック!
世の中バラ色、生まれて最高に甘い食べ物に出会いました。
このままずーっといつまでも一緒にいたい・・・
弁当の味が忘れられず、恋が芽生え、一気に炎と燃え出し、この女性なしに人生は、あり得ないと思うようになったのです。
男の恋、一度燃え出したら、止めようがありません。
体を張っての獲得作戦へと展開。
しかし相手は、生まれも育ちも東京両国で、垢ぬけた生粋の江戸っ子。
田舎っぺの取れない、三度笠の似合う男には、とても無理かと思われましたが、「命にかけても、幸せにしてみせる、この気持ちは世界中を探しても、私以上の男はいないはずだ」 
結婚してくれと、猛うアタック!
一途な気持ちが伝わり、結婚に同意してくれたのです。
やったー!!、
男の情熱、何事か成らざらん!!
天の神、山の神、地の神、海の神、地上に存在する、全ての神々を招待し、どんちゃん騒ぎをしたくなったのも当然。
あまりの嬉しさに、気が狂ってしまうのではないか、と自分自身が、わからなくなりました。
しかし、暗転、これからが一大事件。
07:24:39 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カラスの大統領(89)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
もしひかるが、カラスの大統領に就任したならば、人類との食糧戦争は、大勝利を収める事でしょう。
一万羽単位で、カラスの編隊を組み、地球上の各ゴルフ場へ基地として集結させ、上空300メートルから、ホールを狙って、小石を落下させる訓練をします。
ゴルフボールは、訓練用に使う為、必然的にゴルフ場は、カラスの軍事基地と化し、手始めに、一万羽のカラスに、其々300グラムの小石を持たせ、猛スピードで走る、新幹線の線路へ一万個の小石を落下させ、波状攻撃。
新幹線は、小石の山に脱線し、多数の死傷者が出、世界的なニュースになる事でしょう。
滑走路や高速道路、至る所で、小石の攻撃を行う為、人間は恐怖のあまり、新幹線、飛行機、車を利用しなくなるでしょう。
線路の小石は拾って何回でも使用。
軍事開発費はいらず、即座に実行出来、路上の人や民家にも一万個単位で、小石の雨を降らせます。
屋根やガラスは割れ、ライフル銃で撃ち落とすにも、300メートル上空までは届かず、特に黒いカラスの夜襲は、効果覿面。
手が付けられません。
農家へは大事な食糧確保の為攻撃せず、人間をカラスの奴隷にするのです。
カラスを「烏合の衆」、と馬鹿にしていた人間共が、逆に、烏合の衆、と呼ばれる羽目になります。
カラスの大統領は、作戦本部を移動し、世界各地の戦況を悠々と視察旅行。
各国首脳は、連日の応戦会議で、精根尽き果てる事でしょう。
強力な軍事力で、地球の保安官を自認するアメリカ大統領が、茹で上がりのカニ顔で、目ん玉飛び出させ、「カラスの野郎!、ブッ殺してやる!」、と喚き散らす、じだんだ姿が、目に浮かびます。
カラスの大統領は、カッカラカ、カッカラカ、と高笑い、見下げる事でしょう。
飛べない人間、国境、人種問題を抱える人間が、カラスに勝つ事は、容易ではありません。
カラスは、すでに貝類を上空より落下させて割り、中身を食べる戦術を習得済。
人間を共通の敵と認知した場合、高速道路を走る車に、小石を落下し、一台でも事故を起こさせ、殺せる事が分かると、全カラスに伝達され行動を開始。
カラスには国境がない為、国際的な問題解決策が必要。
国際会議の開催を提案します。
ヒッチコックの映画が、現実のものにならない事を切望しよう・・・
 今すぐに、開発しよう、カラスピル!
16:53:54 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カラスの大統領(88)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
20070829164917
昨今、自然界の生態バランスが崩れ、人間が原因のように見られていますが、問題はカラスに有るのではないだろうか。
他の動物が減少する中、カラスにはほとんど天敵がいない為、繁殖の一途です。
東京の空も既に制覇され、神宮の森は、絶好の棲家として、他の鳥は、黒い軍団の恐怖に、近付けません。
現在、地球上に、十億のカラスがいるとし、10年間で倍増すると、想定した場合、50年先には、320億の数に大繁殖。
人類は、間違いなく、100億に達しており、カラスとの食糧戦争は、回避しがたい事でしょう。
都市部では、身近に感じられない事ですが、農村部や温暖な国では、すでにカラスとの食糧戦争が始まっています。
果たして、人類は勝てるのだろうか?
カラスは、人家に近い所に棲んでおり、核や化学兵器は使えず、戦車を出動させたとしても、一羽打ち落とされれば危険を察知し、戦車よりも早く、自由に空を飛び、山や川、海を越え、国境を破り、逃亡。
人類の一点攻撃型兵器は、通用しません。
例え、2、3万羽打ち落とされたとしても、毎年増える数からして、彼らにとっては平気な数。
16:49:17 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カラスの大統領(87)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
カラスの行動を観察すると、見事な連携プレー、編隊行動をとっている事が、分かります。
ニワトリのヒナを狙う時、一羽は見張り役。
もう一羽は、ケンカを仕掛ける役。
残りの一羽は、ヒナを奪う役目で、三羽での連携プレー。
親鳥が、ケンカを仕掛けられ、一羽のカラスに向かって行き、ヒナ鳥は、親の様子に、危険が迫った事を感じ、オロオロ逃げまわるだけ。
奪う役目のカラスは、空から急降下し、逃げ回るヒナ鳥を事もなげに持ち去ります。
この行動を3度繰り返す事により、平等にヒナを確保。
雑食性で、食欲旺盛なカラスに、ほとんどの鳥類は、木の実や虫、卵やヒナ等をことごとく持って行かれ、その悪知恵には、とても追いて行けません。
小学生の頃、ひかるはカラスに弁当を取り上げられ、仕返しに卵を取ってやろうと、カラスの巣へ近付くと、何時どうやって呼び寄せたのか、数百羽のカラスが、上空に飛来し、編隊行動。
カラスは、巣を高い所に作る為、木の上で、本気に襲れたのでは、ひとたまりもありません。
事実、数十羽のカラスは、2メートル圏内に接近し、羽を広げて、黒い口ばしを目いっぱい開け、赤口での威嚇合唱。
卵を取れば、即座に攻撃出来る臨戦態勢、恐怖を感じ逃げ帰りました。
なんで自分の卵でもないのに、他のカラスが、集団攻撃行動に出るのか?
攻撃態勢のカラスは、血族なのか、それとも種族を守る為、安全保障条約を結んでいるのだろうか?
16:41:26 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
崖を背負った男(86)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
ひかると言う男の脳内プログラム、生い立ちの影響なのか、引く事、後退するという事が、考えられないのである。
前記した通り、12ミリ、いや、12カ月、80センチのスケール上で人生を考えるので、後退という事はあり得ないのである。
勿論、後悔するという事もほとんどない。
そして後輩達には、「俺は、背中に断崖絶壁、崖を背負っている、振り向けば、目まいで、一直線、木っ端微塵。
だから、振り向く事もしない。常に進む以外はない。嵐が来れば、四つん這いになり、更に激しくなれば、腹這う、そしてミミズとなって、這いずってでも、前へ進む」 人生とは、そういうものだ、と説くのである。
「生半可でない、常に極限の生き方を求めろ!」 と。
16:32:31 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
歯っ欠けジジババ(85)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
20070829063831
夫婦喧嘩は、どこでもあるかと思いますが、口もきかず、冷戦状態が続いた後でも、このしわしわだらけの、歯っ欠け老夫婦のお面を見ると、思わず吹き出してしまい、些細な事での夫婦喧嘩が馬鹿馬鹿しくなり、仲直りするとの事。
また、この面をかぶっての、老夫婦の面踊りは最高です。
おじいちゃんは若い時、人一倍スケベーだったとの事。
腰も立たなくなった今、おばあちゃんが、
「私のこと、好いとるか・・」と色っぽく迫り、もじもじし・・
「おばあちゃんは、世界で一番美しい・・昔も、今も一番好いとるぞー」と答えると、
「よくも、焼きもちを妬かせてくれたもんだ・・」、とつねり、100歳もの老夫婦が、這いずり、顔を赤らめ、新婚初夜を思わせる仕草は、腰が抜けるほど笑わせてくれます。
お祭りや結婚式などに舞れ、舞台上では決してお面を取らず、どの夫婦が舞ったのか、演者当ても、場を盛り上げます。
夫婦の機微、和合を楽しませる踊り、一度は世の夫婦に見せたい、踊りです。
また、この面踊り、忘年会や結婚式に踊ると、大受けする事間違いなし。
お面を新婚祝いに送ると、喜ばれる事、受けあいです。
この面は、「ヤマシキのアブジェーマー」、と呼ばれ、山崎村のおじいちゃん、と言う意味で、この山崎村、今は廃村ですが、昔黒島にあった村で、歯っ欠けお面の発祥地です。
知念家では代々、高砂のお面、として、大事に祭られております。
06:38:31 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
カニウマ(84)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
おかしな事に、石垣島の人通りの一番多い交差点に、カニウマの二人乗りは、やめましょうと、大きな立て看板。
本土の人は、蟹のように、横歩きをする、珍馬がいるのかと、興味をそそられますが、じつは、カニウマの二人乗りとは、自転車の二人乗りの事で、自転車の事を、カニウマ と言うのです。
本土のチャリンコ、いかにも可愛らしい呼び方だと感心させられられましたが、石垣島のカニウマは、ユニークな情緒のある呼び方では、ないだろうか。
他にも面白い方言があります。
例えば、昔を方言で言うと、「パーンティ」と言います。
高校時代、物語を方言で発表しようという事で、昔々、というくだりを、いきなり「パーンティー、パンティ・・・」 と切り出すと、女生徒がキャーと大笑い。
パンティーと解釈され、爆笑の内に物語は終わりました。
また、沖縄のおみやげ店で、目に付くのか、100歳にもなるかと思われる、シワシワだらけの、歯っ欠け老夫婦のお面でしょう。
この老夫婦面、じつは、夫婦和合の、不思議な力が秘められている面だという事は、あまり知られておりません。
06:37:06 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ゴロ合い(83)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
私を方言で言うと「バー」、太陽が「ティダ」、鎌が「ガッキ」、笛が「ピーラキ」、太るが「パンタル」、逃げるが「ピンギル」、てんぷらが「ハルビン」等、載げれば限がなく、日本にそのような言葉があるのだろうかと、疑いたくなりますが、紛れもない事実。
なんの因果か、ハブのことも「パン」と呼び、足、ハブ、パンを方言で言うと、パン、パン、パンになり、てんぷら、太る、逃げるが、「パンビン、パンタル、ピンギル」。
行け、という言葉は、「パリ」と発音し、「パリへ行け」を方言では、「パリパリ」
最近、南の国から輸入される果物等の呼び方を聞くと、アボガド、パパイヤ、マンゴウ、パイン等、島の方言にゴロ合いが、ぴったり合う発音に驚かされ、少なくとも日本の南端地区では、南方説を裏付ける現象がみられます。
また、「ようこそいらっしゃいませ」という、歓迎の言葉を「オーリ、トーリ」 と表現。
石垣島の商店街のアーケードに、この言葉が大きく、「おーり とーり」 と掲げられています。
しかし、ほとんどの観光客は、「おーり 通り」 と通り名を連想。
通りとは全く別な場所で、歓迎の「ようこそ、いらっしゃいませ」 「おーり とーり」 の立て看板に出会うと、初めて疑問を感じ、正しい解釈をするようになります。
06:24:15 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
パーイ(82)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
日本人のルーツは、南方説、北方説、中国説と、色々議論されていますが、南端の黒島では、南方説を裏付ける、珍しい方言が残っています。
例えば、農耕に使うクワの呼び方ですが、島では、「パーイ」と呼びます。
言語学者によると、ペルーの山奥の原住民が、同じ「パーイ」と、呼ぶとの事。
どうしてこのような事が起きるのか、学者自身も不思議がっていました。
一説によると、ペルーやミクロネシア諸島等、赤道付近の島から、黒潮により、言葉や生活様式が、運ばれたのではないか、と言われています。
さらに不思議なこ事、島では、足の事を食べるパンと同じ、パンと発音します。
もしかすると、南の島で、足の事を、パンと呼ぶ所が、あるのではないだろうか。
個人的な推測ですが、食べるパンの語源が、どこから来たのかは分かりませんが、その昔、小麦粉を足で踏みこね、発酵させたか、麦踏の足に関係しているのではないだろうか。
そして、足のことを、パンと呼ぶので、この食べ物をパンと、名付けたのではないかと、大胆な推測をしていました。
この地区は、島により、多少方言の違いはありますが、黒島ではほとんど「パ、ピ、プ、ペ、ポ」「ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ」等の発音だらけで、日本の五十音の発音だけで構成される言葉は、あまり見当りません。
06:23:05 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
鼓動(81)
2007 / 08 / 29 ( Wed )
命の誕生、精子と卵子が合体した時点で、鼓動はスタート。
細胞分裂で、肉体が育まれ、その上に精神が芽生え、一人の人間として成長。
そして人々は、己の分身、証として、新しい命を引き継いで行きます。
しかし、鼓動が停止した時点で肉体は滅び、精神は、瞬時に、消滅する。
万人、平等に与えられた最大の宝。
何故、脈打っているのか?
止まる前に、何をなすべきか?
今一度、人間の ”命の原点である、鼓動” と言う側面から、己自身や人生を見、物事を見定める必要があるのではないだろうか。
人々が、人種や国境を越え、お互いの鼓動を尊重し合い、地球全体が、幸せの鼓動の響きで覆われん事を願っております。
06:22:32 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
生涯の伴侶(80)
2007 / 08 / 28 ( Tue )
一人ぼっちで寂しい時、人生の嵐が襲い掛かり、苦しい時、そっと胸に手を当て、生まれた時と変わらない、清らかな響きで打ち続ける、鼓動との対話を試みてみましょう。
今まで、何十年間、動き続けたのだろうか?
精神がすべてを休め、ぐっすり眠っている間も、暗闇、孤独、何のそのと打ち続けるだけ。
ひと休みしたいだろう・・
疲れるだろうに・・
これから先、何十年間、動いてくれるのだろうか・・
ご苦労さん!
きのうも、明日もご苦労さん!
どんなに、どんなに辛くても。
泣く事、知らない鼓動さん。
打ってみせます、淡々と・・
淋しがり屋の、精神さん!
泣き虫、弱虫、飛んで行け!
そうです、我々の精神は、淋しがり屋で、泣き虫です。
しかし、鼓動は泣きません。
しっかりとした足取りで、辛かろうが、嵐が来ようが、淡々と打ち続け、精神も一緒に頑張ろう、と元気ずけ、導いてくれる事でしょう。
人は、一人ぼっちだと思うから、辛いんです。
寂しいんです。
愛する人を失い、生きる事すら辛く寂しい時、あなたを命ある限り、励まし続ける・・
そうです、頼りになる味方が、身内にいたのです。
生涯の伴侶が、出来たのです。
現時点でスタートする鼓動や、最後の1鼓、役目を終わる鼓動あり。
たとえ50億個の一つでも、響きに無意味はなく、人種や貧富、男女や宗教の差別や区別なく、すべての人に平等に脈打つこの鼓動。
生き延びたい、と願いながらも、飢え等で消えゆく命を見る時、何のために生まれて来たのか。
人間として、最低限、鼓動を維持出来る食糧が、確保されるべきではないかと、考えさせられます。
18:06:56 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
値千金(79)
2007 / 08 / 28 ( Tue )
そして長い人生を考えた場合、我々の鼓動は、1分間に73回打つとすると、1日に10万回以上、80歳まで生きるとして計算すると、なんと30億回以上も打つ事になります。
体内に張り巡らされた血管の総延長と、片時も休む事なく、30億回以上も血液を送り続け、回収する作業。
しかも酸素やビタミンなどの量を調節し、80年も打ち続けるのです。
地球を何周するのだろうか?
生涯、どれだけのエネルギーを生み出すのだろうか?
いかに技術が進んだ現在でも、部品交換なしに80年間、動き続ける機械を作る事は不可能。
己の持てるパワーの偉大さ、改めて考えさせられます。
脳死という言葉がありますが、脳が死んでも鼓動は続いており、逆は成り立ちません。
不幸にして、道半ば、やむなく止まる事を宣告され、残る鼓動をどう使うべきか、と思案に暮れる人生があるかと思うと、朝の目覚めに己の鼓動へ触れる時、昨夜来、すべての機能が休んでいる間も、元気に続けるこの響き。
値千金、ではないかと、感謝せざるを得ません。
これほどすばらしい鼓動でも、一度止まったら終点。
たとえ、栄耀栄華を極め、いかなる名声を得ようとも、間違いなく止まる宿命を帯び、ただひたすら打ち続ける。
これしかなく、無意味に打たせれば、白髪とシワが増えるだけ。
しかし、精神には終点がありません。
音楽や芸術の世界、生き方など、先人たちが残してくれた、思想やすばらしい作品に、何百年後でも、感動させられ、小さなことでもいい、自分の子供にだけでもいい。
何かを残せる人生を、歩みたいものです。
17:53:24 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
物差(78)
2007 / 08 / 28 ( Tue )
我々の日常は、朝晩寝起きし、時計は回転して元に戻り、1年が終ると、また新しい年を迎える、が繰り返されています。
人生もまた、繰り返しの連続のように錯覚しがちですが、繰り返し以外にも、子供の誕生や親との別れ等、繰り返す事の少ない事もあり、人生が成り立っています。
人生を80歳まで、生きられると計算し、80センチの物差しに置き換えて見ましょう。
物差しの10ミリを12か月単位に置き換え、仕事や結婚の経歴、上段には親の年齢で、下段には女房や子供達の年齢を記入。
この一方通行のスケール上で、家族や人生を考えると、子供の進学や成人の時、自分は何歳で、子供達と、どのような会話が必要か。
教育資金が、一番必要な時期に、どう対応すべきか。
定年時、家族の年齢や状況が、どうなっているか。
位置付けが、よく理解出来、今後の展開等、色々な新しい事が、発見出来るかと思います。
人生は不確定要素があり、完璧とはいきませんが、決して後戻りの出来ない、一方通行のスケール上で、物事を考え、人生の目標なりを設定する事により、毎年繰り返す事柄と、5年や10年、生涯を通して貫く事が、年代ごとに計画され、己の人生が、より良きドラマとして演出出来、かなりの精度で、人生の青写真なり、予測なりが出来るのではないだろうか。
17:48:52 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
東京でハブジャンプ(77)
2007 / 08 / 28 ( Tue )
20070828101539
上京して間もない頃、歩道を横断中、なにげなしに足元を見た瞬間、ハブが現れ、思わず、ガニ股、ハブジャンプ!
自転車で横を通り過ぎようとした、おじさんと、もろにぶつかり、怒鳴られました。
まっすぐ歩けば、いいだろうに!
わざと、やったんだろう!
謝るしかありません。
前方には誰もいない、すれ違う人もなく、見通しの良い歩道。
いきなり、思いっきりガニ股で、横跳びに出る行為は、自転車めがけ、体当たりをして来た、としか思えないはずで、怒鳴らない人は皆無でしょう。
「ハブが出たので、ハブジャンプをしたのですが・・」、と説明しても分かってもらえません。
よく見ると、ハブではなく、ネクタイが落ちており、それがハブに見えたのです。
ハブが出るはずもない、アスファルトに覆われた東京のど真ん中で、子供の頃から、命に関わる本能として覚えた、ハブジャンプが出てしまったのです。
改めて、
ごめんなさい!
ごめんなさい!
ごめんなさい!
(黒島は今、ほとんど牧場となり、ネズミも激減、そのため、ハブもほとんどいません)
10:15:39 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ガニ股(76)
2007 / 08 / 28 ( Tue )
ひかるが子供の頃、島の収入源は、サトウキビ生産で、サトウキビは、ネズミの格好の餌。
ネズミが繁殖し、その天敵として、猛毒を持ったハブが、大繁殖していました。
ハブは、脱皮をするので、皮を見ると、どれくらいの大きさか、ハブの棲家が、どの近辺かは、子供同士の情報交換で察知出来ます。
しかしハブは、かなりの行動範囲を持っているので、常に心の準備が必要でした。
ハブに噛まれた人を数多く見、ひかるも噛まれる直前の危険な目に、何度か遭い、毒の猛威は、嫌という程知り尽くしていました。
噛み所によっては、命に関わります。
昔からの知恵で、島の道には、真っ白い砂を敷きつめてあり、美観の問題は勿論、夜道を歩く時、ハブが発見可能なように出来ています。
石垣の合間から、ハブが出てきた瞬間、本能的に、ガニ股で飛び退きます。
いわゆる、究極の 「ハブジャンプ」です。
これは、子供の時から、親に教えられなくても、自然に出てくる行為。
それが出来なければ、猛毒を持ったハブに、間違いなく噛まれていた事でしょう。
10:13:40 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
好奇心(75)
2007 / 08 / 27 ( Mon )
興味は、海へも向けられます。
魚のヒレに切れ目を入れた場合、まともに、泳げるか実験。
必死に、尾ビレで舵を取るにも、ほろ酔いチドリ泳ぎ。
残酷な事をしてしまった、と後悔させられました。
ある時、父が空を見上げ、急に、今日は、ハトッシ(方言魚名)が、大量に捕れる日だと、漁へ出かけ、間違いなく、言った通りの魚種を捕って来るのを目撃。
陸に居ながら、何んで海中の魚の事が分かるのだろうか?
不思議に思い聞くと、風で感じるとの返事。
魚の臭いがする訳でもなく、どうしてだろう?
再度尋ねると、海から吹いて来る風の温度で、北上する黒潮の水温を体感。
近海を、どの魚種が回遊して行くのか、当てるとの事である。
また、ある虫が発生すると、ある魚種が近海に集まっている、と言う虫との、間違いない関連もあります。
小さな島、周りの海から吹いて来る風、虫などの情報は、生きて行く大事な、知恵でした。
06:38:23 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ペア性器(74)
2007 / 08 / 27 ( Mon )
我々も、小鳥の生き方に、見習うべきではないでしょうか。
時代のうねりや大きな組織力で、一人で立ち向かっては、どうしようもない事が、しばしば身に振り掛かります。
何も一人で立ち向かい、尊い命を落とす必要はなく、厳しい嵐が自分に振り掛かった時、岩穴でじっと時を待ち、思案する事も必要。
嵐が通り過ぎた時、思いっ切り行動に出ましょう。
また、ハブの性器は、メスには二つ、オスには四つあります。
数が合わないので、疑問に思いますが、オスの性器は、ペアになっており、しかもイボイボ状。
ペアでメスの性器へ挿入し、交尾。
蛇体は絞め縄の如く、もつれ喰い込み、飲まず食わず、執念深くエキスをむさぼりあう。
その姿はすさまじく、犬や牛馬の交尾とは比較にならず、ゾクゾクとさせられます。
しかし、ハブは害のみにあらず。
初夢に、ハブを見ると、大金が転がり込む、金運の女神、とも言われています。
06:28:01 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム | 次ページ